千總と近代画家4:榊原文翠 *会員限定*

明治期の千總は、刺繍絵画や友禅製品において数々の受賞を重ねましたが、その華々しい功績には多くの画家の協力が不可欠でした。

画家との繋がりは、現在株式会社千總(以下、千總)に所蔵される絵画や友禅裂などの美術工芸品だけでなく、文書でも確認することができます。本コラムでは、シリーズで明治・大正時代の決算報告書類に登場する画家を紹介し、試みに当時の千總または京都の美術工芸業界のネットワークを改めて整理することを目指します(決算報告書類についての説明はこちらをご覧ください。)。

第4回は、画家だけでなく国学者としても活動した、榊原文翠です。

千總には、文翠が下絵を手掛けたとされる友禅裂が多く現存していますが、文書からはこうした関係以外の交流が垣間見られます。

 

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