[調査報告会]真宗東派本願寺所蔵染織品調査報告会・研究会

千總文化研究所では、千總が「御装束師 千切屋總左衛門」として法衣商を営んでいた歴史から、これまで真宗大谷派の寺院を中心とした染織品の調査研究を進めてきました。2024年度は、東本願寺法主・大谷家の染織品に焦点を当て、法主所用の染織品が伝来する真宗東派本願寺(通称:嵯峨本願寺)御所蔵の法衣装束の調査を行いました。

本報告会ではこれらの染織資料と千總に遺る法衣制作資料を取り上げ、法衣を取り巻く衣文化の諸相を明らかにしたいと思います。本会では基調対談として、本願寺法主 大谷光道様にご登壇いただき、染織の専門家であり本調査にも携わっていただいた中世日本研究所所長 モニカ・ベーテ様とともに、法主の衣生活についてお話いただきます。会場では本願寺所蔵染織品およびその制作過程を示す千總所蔵の雛形や古文書を展示いたします。

これまで半ば謎に包まれてきた法主の衣文化を追究する、新しい試みです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

 
本願寺 外観
 
調査風景

 

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【開催概要】

日時:2025年3月18日(火)14時~16時 受付開始13時30分

形式:①会場(京都市中京区三条通烏丸西入ル御倉町80番地 株式会社千總5階ホール)

   ②後日動画配信(お申し込みの方へ、報告会当日の録画を1週間視聴可能なURLをお知らせします。)

*①、②いずれの場合も要事前申込

定員:会場50名

参加費:無料

 

【タイムテーブル】

14:00~14:05 概要説明

        千總文化研究所 研究員 林 春名

14:05~15:00 基調対談「東本願寺法主の衣文化」

        ゲスト:本願寺 法主 大谷 光道氏

        コーディネーター:中世日本研究所 所長 モニカ ベーテ氏

        司会:千總文化研究所 研究員 林 春名

15:00~15:10 休憩

15:10~15:50 調査報告「東本願寺における袈裟の様式と制作」

        千總文化研究所 研究員 林 春名

15:50~16:00 質疑応答、閉会

 

【講師紹介】

ゲスト:本願寺 第25代法主 大谷 光道氏

 東本願寺大谷家当主。2005年に真宗大谷派より独立、嵯峨にて真宗東派本願寺を建立、住職を務める。

コーディネーター:中世日本研究所 所長 モニカ ベーテ氏

 東洋染織史を専門とし、織り、能、尼門跡寺院などを長年にわたり研究。大谷大学教授を経て、現職。

 

【お申し込み方法】

参加ご予約フォームからお申し込みください。

 

【お申込み締め切り】

①会場参加 2025年3月11日(火)17時

②後日動画配信希望 2025年3月14日(金)17時

*定員になり次第、締め切らせていただきます。

*動画配信は報告会開催後約3週間を見込んでおります。

*当研究所の会員様におかれましては、お申し込みの有無に関わらず会員ページにて記録動画を後日期限なくご視聴いただけます。

 

【展示予定資料】

「緋絽地 金八藤文様 三緒袈裟」(本願寺蔵) 1884(明治17)年9月、千切屋惣左衛門製
「三緒袈裟雛形」(株式会社千總ホールディングス蔵) 1884(明治17)年8月6日、千切屋惣左衛門製 光養麿様(東本願寺23代彰如上人)得度御用
「紺綾地唐花・生成地遠山文様 七条袈裟」(本願寺蔵)
「遠山文様袈裟下絵」(株式会社千總ホールディングス蔵)

ほか

 

【主催】一般社団法人千總文化研究所

【問い合わせ先】

ご不明点などございましたら、下記までお問い合わせくださいませ。

info@icac.or.jp

 

【関連企画】

闡如会記念 春の宝物展「東本願寺歴代法主の装束」 *要予約

期間:2025年4月4日(金)~6日(日) 午前の部10時30分~11時30分 午後の部13時30分~14時30分

場所:本願寺 本堂(京都市右京区嵯峨鳥居本北代町21) JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩20分

主催:本願寺

ご予約方法など、詳しくは本願寺ホームページまたはチラシをご覧ください。