五感から知る言葉にならない日本の美
日本の文化芸術を大人が学ぶ体験型プログラムを、2024年秋から全5回シリーズで開催いたします。
第一線で活躍する表現者・技術者とともに日本の美を五感からたどり、人の感性に立ち返った文化芸術の伝承を展開します。
本プログラムの収益は、当研究所が企画・開発を進める次世代育成プログラムの運営に充てられます。
【プログラムの背景と趣旨】
日本には、世界に誇るべきさまざまな文化芸術があり、そこには数えきれないほどの卓越した技術が凝縮されています。日本のものづくりにみる息を呑むような繊細な美や技術が、どのように伝承されてきたものか、誰もがその物語を知りたいと願っているのではないでしょうか。
一方で、人の記憶や経験、歴史的・地理的な背景から重層的に構成された知識や概念を紐解き、深く理解することは容易なことではないでしょう。
しかしそれが、日本の繊細なものづくりや長い伝統を持つ文化芸術を難しくする一つの要因かもしれません。
そうした背景から、本プログラムでは、日本の第一線で活躍する表現者・技術者による五感を切り口とした講演とワークショップを設計いたしました。
世代や時空を越えて受け継がれ完成されるもの、材料に見られる唯一無二の特性、修練を重ねて体得された表現に、五感を研ぎ澄ませる体験を提供いたします。
これは、人のプリミティブな感性に立ち返った文化芸術の伝承であり、
デジタル技術によって様々な事柄を容易に他者と共有できる現代への問いとして、共有と共感の次元を転換する試みでもあります。
本プログラムの収益は、当研究所が企画・開発を進める次世代育成プログラムの運営に充当いたします。
次世代に伝え遺したい日本文化を共に考え、大人の学びが次世代の学びを支援する社会システムの構築を目指します。
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【プログラムの概要】
第1回 2024年11月16日(土)「五感のバランスの再構築ー香りがうつす日本の感性ー」
畑 正高 氏(株式会社松栄堂 代表取締役社長)
第2回 2025年2月22日(土)「ウィスキーの香りと味わいの世界ー日本のものづくりー」
福與 伸二 氏(サントリー株式会社 チーフブレンダー)
第3回 2025年4月19日(土)「漆の艶と螺鈿の煌めきー素材がもつ光を求めてー」
小西 寧子 氏(漆芸家)
第4回 2025年7月26日(土)「自然から紡ぐ佇まいー見て触れて知る竹の姿ー」
黒田 正玄 氏(竹細工・柄杓師 14代 )
第5回 2025年10月11日(土)「五感で楽しむ五人囃子ー音を観て時空の旅へー」
大倉 源次郎 氏(能囃子小鼓方大倉流16世宗家)
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会場:京都市内(回により異なります)
時間:午後の時間帯(回により異なります)
参加者数:30名/各回
参加費:30,000円/各回
参加お申し込み:当研究所ウェブサイトイベントページにて10月よりお申し込み受付開始
主催:一般社団法人千總文化研究所
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【千總文化研究所が開発を進める次世代育成プログラムとは】
千總文化研究所は、2021年より次世代育成のための教育プログラムの開発を、教育工学の専門家の指導のもと進めて参りました。2022年には、染織技術、色や模様など着物に関わる事柄を学校で学ぶ科目と結びつけ、学問分野を横断した学際的な学びを提供する課外プログラム「きもの科学部」を京都市教育委員会の協力のもの設計・実施いたしました。次世代を担う子どもたちには、学問と社会と文化のつながりや自然界と人間界の関係性から、未来を考える力を身につけてほしいと考えています。
今回の収益により、中学生・高校生のための課外プログラム「きもの科学部」を実施するのほか、国内外の教育機関・専門家と連携した異文化交流や教育教材開発への展開を進めます。着物以外の分野への応用も視野に、文化芸術を題材とした次世代の創造力や思考力育成プログラムの社会実装を目指して参ります。
次世代育成プログラム開発ストーリーはこちら
中高生のための課外プログラム「きもの科学部」2024年の詳細はこちら。
【お問い合わせ】
千總文化研究所イベント事務局
E-MAIL info@icac.or.jp
TEL 075-211-2531 (平日:午前10時~午後5時)
担当:加藤結理子